木造軸組パネル工法

日本の風土や気候に適した伝統的な木造軸組工法をベースに、より頑丈な構造体を追求したのが木造軸組パネル工法です。在来軸組工法は、柱、梁という点と線で建物を支え、筋交いで歪みを軽減しています。これに耐力壁としての高性能パネルをプラスしたことで、効率的に力を分散させることが可能になりました。水平方向に強い力が加わっても壁全体で受け止めるので、優れた耐震性・耐衝撃性を発揮します。

高強度・高精度の集成材プレカットを採用。

無垢の木材の良質な部分だけを厳選し、強度を区分して組み合わせた集成材を使用。木材に備わる優れた断熱性・調湿性はそのままに、強度と精度を高めることができました。 製造工程において木材の持つ節や割れなどを除去するため狂いが少なく、品質が均一化しています。コンピューター制御による専用のプレカットラインで、寸分たがわぬ設計図面通りの正確な製品が一邸ごとに生み出されていきます。

高い耐震性のための金物接合。

在来軸組工法は、柱などをくりぬき、先端を細くした梁を組み合わせるなどするため、木材の欠損部分が大きくなり、構造体の強度を低下させてしまいます。すまいえの住宅では、接合金具を使用して、木材の削り取り部分を最小限に抑えながらしっかりと軸組みを固定することで、極めて優れた耐震性を実現。 また、構造部内側に収まる特殊金具を使用するので、壁体などに断熱部材をすき間なく充填でき、住まいの断熱性を高めます。

    • 【金物接合のメリット】
  • 木材の加工欠損が少なく耐力が大幅にアップ。
  • 寸法精度の向上。
  • 現場の作業性の向上。
  • 金具が木材の中に納まるため、断熱材・パネルなどがすっきりと納まる。
  • 構造材の完全部材化も可能で、施工の合理化に貢献。

発泡ウレタン吹付断熱

水から生まれた環境に優しい断熱材の現場発泡で、高い断熱性と気密性を実現。

「すまいえ不動産」の断熱工事は、住宅の隅から隅まで家全体をすっぽり覆ってしまう現場吹き付け発泡。使用する、水から生まれた硬質ウレタンフォーム「アクアフォーム」は、グラスウール10Kの約1.5倍の断熱効果を発揮します。また、ホルムアルデヒドやフロンガス等を発生させないため、住まう人にも優しい素材です。内側に湿気が入りづらくなるため、結露を抑え、建物の耐久性も高まります。

高い吸音性能で静かな室内。

「アクアフォーム」の細かな連続気泡構造は吸音性にも優れています。高い気密性により外部の騒音や内側からの生活音の漏れを軽減するとともに、「アクアフォーム」の細かな気泡構造が音をスポンジ状のフォーム内に拡散します。外からの騒音の侵入や、生活音の漏れを気にすることなく快適に暮らしていただけます。

高断熱樹脂サッシとペアLOW-Eガラスを採用。

高い断熱効果を持つ樹脂のサッシと、2枚のガラスでアルゴンガスを挟み込んだペアLOW‐eガラスを採用。組み合わせて使用することで水密性・気密性が格段に向上します。

樹脂サッシ

室内の暖かさを逃さず、室外の冷たい空気を遮断するため寒冷な秋田の気候でも快適な室内環境を保ちます。断熱化による保温効果で冷暖房コストを大幅に削減します。

ペアLOW-Eガラス

特殊金属膜でコーティングされた遮熱高断熱型LOW‐Eガラスは、室内の明るさはそのままに、夏の強い日差しと紫外線をカットします。冬は2枚のガラスの間の空気層のはたらきで、室内側のガラス面を冷えにくくし、ガラス面の不快な結露も抑制します。

第1種換気システム+床下換気

室内の空気をよりクリーンに保つため、給気と排気の両方を機械で行う第一種換気システムを採用。また、換気による熱ロスを回収し、取りこんだ外気に再び熱をのせて室内に返す熱交換方式のため、冬場は外気を予熱してから吸気することで冷気を抑えます。さらに、床下の湿気・結露・カビ対策として床下換気システムを取り入れています。木材腐朽菌や害虫の繁殖を抑えることで、土台の腐食を防ぎ、建物の耐久性も高めます。